北海道札幌市で開催された「北海道豊かな海づくりフェスティバル」に参加。廃漁網を活用した商品への高い注目も

2023年9月17日に北海道厚岸町で開催される第42回「全国豊かな海づくり大会北海道大会」(※)の100日前イベントとして、5月27日に札幌駅前地下歩行空間(チカホ)にて、「北海道豊かな海づくりフェスティバル」が開催。アップサイクルコーナーに弊社の活動を紹介する展示を協働企業である鈴木商会様と実施しました。

人通りの多い札幌駅前地下歩行空間を通る多くの方が思わず足を止める賑やかなブースが多数出展。特に子どもたちにも海洋環境について興味を持ってもらえるよう、ヒトデやウニ、ナマコを直接触ることができる「生き物タッチコーナー」、海づくり大会当日に放流されるマツカワやホッカイエビを見ることができる「水槽展示コーナー」、ホタテのストラップづくりなどができる「体験型コーナー」や、マツカワを紙で作ることができる「ペーパークラフトコーナー」に多くの子どもたちが参加し、終日子供たちの歓声にあふれていました。また、北海道各地の水産物直売コーナーも設置され、厚岸町をはじめ、長万部町、泊町、檜山町の漁業協同組合が出展し、イベントを盛り上げていました。

生き物タッチコーナーは子どもたちに大人気

その中で、弊社と鈴木商会様は、アップサイクルコーナーに出展。主に北海道厚岸町で回収された廃漁網が、再生プラスチック製造、糸づくり、布づくりの工程を経て、最終商品であるスクールリュックやペンケースに至る工程を展示しました。当日は、鈴木商会様とともに、これらの活動が、リファインバース様、鈴木商会様、モリトアパレル様、豊岡鞄様、コクヨ様など多くの企業と協働で行われていることや、原料となる廃漁網の主な集積地は、今秋に「全国豊かな海づくり大会」が開催される厚岸町であることを来場者の皆様に積極的に紹介しました。多くの方が、廃棄物である使用済みの漁網から商品誕生までのストーリーや取り組みの意義を熱心にお聞きいただき、共感いただくと共に、スクールリュック「UMI」の機能性の良さや、ペンケース「ネオクリッツ」のデザインを高く評価いただき、中には実際に購入を希望される方もいらっしゃいました。

このイベントを通して、「全国豊かな海づくり大会」に対する機運の高まりを感じるとともに、大人だけでなく子どもたちの海への関心を高めることの重要さ実感しました。大会本番に向けて、引き続き協働企業様と協力し、商品づくりを積極的に推進します。

※「全国豊かな海づくり大会」とは
「水産資源の保護・管理と海や河川・湖沼の環境保全の大切さを広く国民に訴えるとともに、つくり育てる漁業の推進を通じて、水産業の振興と発展を図る」ことを目的に、昭和56年の第1回大会開催以来、毎年各地で開催されている国民的行事。大会式典には天皇・皇后両陛下が参加され、全国植樹祭・国民体育大会・国民文化祭と並び「四大行幸啓」の一つに位置付けられている。

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