廃漁網リサイクル生地の新たな可能性を創出すべく、Creema様とのコラボ企画座談会を実施

創作活動に取り組む全国のクリエイターと生活者がオンライン上で直接オリジナル作品を売買できるCtoC マーケットプレイスを提供する株式会社クリーマ様と弊社の協働で、“海洋プラスチックゴミの原因として注目されている「廃漁網」が素材のテキスタイル活用”をテーマとしたクリエイターコラボ企画を今年上旬に実施いたしました。
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今回、本企画に使用したモリトアパレル様の生地(オーシャンカレント)について、“環境に良い商品を世の中に広げるには何が必要か”ということに焦点を当て、実際にこの生地を使ってオリジナルアイテムを作成したクリエイターの皆様をお招きし、オンラインにて生地の使用感や価格などの改善点を伺う座談会を5月24日、25日に行いました。

リサイクルした生地でつくられたワンピースやネックレス、靴、エプロンといったオリジナルアイテム例

座談会ではさらなる展開に期待する声が多数

2日間に亘り行われた座談会には全10名のクリエイターの皆様、Creema様、モリトアパレル様、弊社が参加。「廃漁網由来の生地をもっと使いやすくするにはどのような改善が必要か?」、「これらの活動をもっと多くの方に知ってもらい、活動を拡げるにはどのような改善が必要か?」をテーマに、事前にクリエイターの皆様にアンケートを実施し、座談会では、その内容を元に参加者全員で議論し、内容を深めるかたちで進行しました。廃漁網を活用した生地に関して、「もう少し柔らかい風合いの生地がほしい」、「アイロンを掛けることができるとなお良い」、「生地の特長などを紹介したサイトが必要」、「CreemaのWebサイト上で販売できないか」など多彩な意見をいただきました。また、活動をさらに広げるためには、「廃漁網から作品に至る製造のプロセスを分かりやすく紹介するWebページが必要」、「インスタグラムやツイッターなどを活用したAlliance for the Blueの活動の積極的な配信が必要」など積極的なご意見をいただきました。また、今回のテキスタイル・コラボに参加して、「海ごみを身近に感じ、普段の生活でも道に落ちているごみが気になるようになるなど、環境に対する意識が変わった」、「廃漁網が回収されて生地になるまでのストーリーを知って、設定されている価格に対する認識が変わる」、「今回の生地は、廃漁網由来のナイロン製で、丈夫かつ、防水加工がされているので、また別のものをつくってみたい」など期待を寄せるさまざまな意見が出ました。

座談会の最後には、今後も企業間の協働を進めながら生地の種類やカラーバリエーションを増やす検討をしていることも発表。座談会でのクリエイターの皆様の声を踏まえて、より一層、協働を進め、生地の種類や用途開発を広めると共に、Alliance for the Blueの活動の認知拡大に努めてまいります。

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