「第41回全国豊かな海づくり大会兵庫大会」で、廃棄漁網を活用した商品を紹介

「第41回全国豊かな海づくり大会兵庫大会」で、廃棄漁網を活用した商品を紹介

第41回「全国豊かな海づくり大会~御食国ひょうご~」が、11月13、14日の2日間にわたり兵庫県明石市で開催されました。当大会には、天皇皇后両陛下もご臨席され、兵庫県の豊かな海づくりやSDGsに関する展示・体験、物産販売が行われました。協働企業である兵庫県鞄工業組合様と服飾付属品の専門商社・モリトアパレル株式会社様と共に、廃棄漁網を活用した商品づくりを紹介しました。

当日はあいにくの雨でしたが、ブースには、多くの水産関係者をはじめ、衆議院議長、経済産業大臣、兵庫県知事、豊岡市長、北海道知事、漁業関係者の方々が訪問され、「軽くて、美しい。廃棄された漁網で作られているとは信じられない」「ゴミが資源に、そして商品になるとはすばらしい」「企業の連携で取り組まれているのが素晴らしい、これからの積極的に推進して欲しい」など海洋ごみ問題への関心の高さが伺えました。

また、当大会では、豊かで美しい海を次世代につないでいくことを目的に、天皇・皇后両陛下が、その地域で漁獲される稚魚・稚貝を「御手渡し容器」から海に放流する行事があります。今回、この「御手渡し容器」の本体部分である籐細工を制作したのは、当団体協働企業である兵庫県鞄工業組合員の「マスミ嚢胞株式会社」様。そしてその陶細工の取っ手から容器を包むフレーム全体には、モリトアパレル様の、廃漁網を原材料の一部とした生地「オーシャンカレント」が採用されました。

式典に登壇した学生が着用していた制服のスカーフにも、モリトアパレル株式会社様の「オーシャンカレント」が使用されました。

また、となりのブースでは同じく協働企業である帝人株式会社様が、ポリエステル製の漁網を活用した商品づくりの取り組みを紹介しました。

次回、2023年9月17日(日)行われる大会は、当団体が活用する廃漁網の主な集積地である北海道 厚岸町で開催されます。引き続き、協働企業様と協力し、大会を盛り上げていきたいと思っております。

※「全国豊かな海づくり大会」とは
「水産資源の保護・管理と海や河川・湖沼の環境保全の大切さを広く国民に訴えるとともに、つくり育てる漁業の推進を通じて、水産業の振興と発展を図る」ことを目的に、昭和56年の第1回大会開催以来、毎年各地で開催されている国民的行事です。

関連情報ページ
▶︎開催報告 | 【公式】第41回全国豊かな海づくり大会兵庫大会
https://hyogo-yutakanaumi.com/report/

▶︎モリトアパレル株式会社
https://apparel.morito.co.jp/wp-content/uploads/2022/11/2022_11_25.pdf