ハンドメイドインジャパンフェス25冬に出展。クリエイターや来場者から好感触も
Alliance for the Blue(以下、AFB)は、2024年1月19 日(土)から 20日(日)の2日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された日本最大級のクリエイターの祭典「ハンドメイドインジャパンフェス冬(2025)」(以下、本展)に出展しました。
協働企業であるクリーマ様が主催する本イベントへの出展は、今回で4度目となります。出展の目的は、より多くの方々、特にハンドメイド作品の愛好家や、クリエイターの方々にAFBの活動を知っていただくとともに、環境に配慮した素材(生地)を活用した作品づくりの価値や数々の商品を紹介することでした。
ブースでは、リサイクルの過程を説明したパネルや動画などを活用し、AFBの活動を紹介するとともに、活動の成果である商品(Product for the BLUE)として、クリーマ様と2023年に実施したコンテストでクリエイターのみなさまに制作いただいたバッグやネックレス、クッションや、既に販売されているランドセル、ペンケース、マッサージ器、シューズ、参考出品のマフラーやジャケットなど協働企業のみなさまと制作した約30点の商品を展示しました。
また、実際の廃棄漁網やそれらをリサイクルしたプラスチック原料(ペレット)、糸や生地も展示しました。多くの来場者やクリエイターのみなさまに手に取ってご覧いただくことができました。
日本最大級のクリエイターの祭典
本展は開場時間前から来場者が列をなす盛況ぶりで、来場者入り口には、ワークショップで手作り体験ができる折り紙の風車飾りや、印象的な木製のやぐらが飾られていました。
また、会場には、全国各地で活躍する3,000名(開催両日延べ出展者数)のクリエイターによるこだわり満載のお店がずらりと並んでいました。
「和ごころ」をテーマにした特別企画エリア内では、「日本の美」がテーマの展示企画や、北海道から九州までの工芸品などを取り扱うブースが人気を博していたようです。
AFBもその並びに展示スペースを設けていただき、来場者の皆さまに廃棄漁網の回収やリサイクル、海洋環境問題についてご説明の機会をいただきました。
ものづくりの過程や背景に関心寄せる方多数
今回、多くの方々から我々の活動に対する貴重なご意見をいただくことができました。以下に、特に印象的だったお話を紹介いたします。
AFBブース前で長く足を止めてくださったご夫婦は、鹿児島県で養殖漁業に携わっているとのことでした。廃棄漁網の問題に深くうなずきながら、「どこからか流れ着く廃棄漁網に頭を抱え、子どもたちと一緒に拾っています。有効的な対策や、もっと上手な活用ができたらいいのにと思っています」とお話してくださいました。
ご自身でもインターネットで検索して、廃棄漁網の問題解決や海洋環境保全に取り組む団体・活動への寄付等の支援をされていたとのことでした。
AFBの取り組みに対して、「廃棄漁網をリサイクルしたと思えない素晴らしいデザインの商品を知ることができてよかった。自分にもできる取り組みを進めていきたい」などのお話をいただき、今後の協働の可能性なども話し合いました。
また、熊本県から訪れた男性は、「海が近いから、自然と親近感を覚えます。初めて見た取り組みだけれど、とてもいいなと思いました。これからの地球環境を考えた取り組みは今後も増えていくでしょうし、もっともっと全国に広がれば、なお良い循環になるはずです」と話してくださいました。
クリエイターが多く集まるイベントの趣旨からか、商品そのものの良さだけではなく、制作背景や思い、エシカルな取り組みに関心を寄せる方が多くいらっしゃいました。
廃棄漁網生地の認知拡大に向けて
本展示会の特長は、実際に作品づくりをされているクリエイターやアパレル関係の方々が数多く参加・来場されていることです。モリトアパレル様や瀧定名古屋様のご尽力で充実した廃棄漁網を活用した生地のラインナップを、実際に手に取ってご覧いただくことができました。
毎回参加しているクリエイターの方からは「前回よりずいぶん増えましたね」「継続して拡大されていることがすばらしい」などうれしいお声をいただきました。また、初めてご覧になる方からは、生地の手触りや色・形などを見て「環境に良いことを自分の作品作りを通じてやってみたかったので、この生地を知ることができて良かった」や、「これって本当に漁網からできているんですか?」といった驚きの声も聞かれました。
本展の参加者や来場者は、サステナビリティやクリエイティブな取り組みに関心の高い方が多く、AFBスタッフも説明に熱が入りました。立ち止まり耳を傾けていただいた方や貴重なご意見をいただくことも多く、大変うれしい機会となりました。
今回展示した商品のうち、クリーマ様とのコラボレーションで生まれた商品は下記からも購入ができますので、ぜひチェックしてみてください。
ALLIANCE FOR THE BLUE × Creema 「廃漁網」を素材にしたテキスタイル・クリエイターコラボ企画特集
AFBでは、2025年最初のイベントである本展をきっかけに、今後も新たな商品開発やネットワーキングの創出につなげていけるよう、さらに取り組みに力を入れてまいります。
引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。