HELLY HANSENと協働し、KIDS OCEAN SCHOOLで、小学生向け講座を実施
子どもたちに広大な海の魅力や海洋環境問題を知ってもらおうと、12月8日、Alliance for the Blue(以下、AFB)は、オリジナルクイズを用いた小学生向け講座を実施いたしました。
協働企業である株式会社ゴールドウインのアウトドアブランド「HELLY HANSEN(ヘリ―ハンセン)」が行っている小学生向けプログラム「KIDS OCEAN SCHOOL」の一環で、同社と協働して実施いたしました。
会場は日本ヨット発祥の地・神奈川県葉山町の葉山マリーナで、午前・午後の2回開催で小学生約20人に参加いただきました。
「きれいな海を残したい!」と感想を伝えてくれる子どもたちの明るいパワーに元気づけられるとともに、教育・啓発活動の大切さを改めて実感する機会となりました。
次世代担う子どもたちに、海洋ごみの課題を伝える
今回参加いただいたのは、海という大きなフィールドを思いっきり楽しむためのスクールプログラム「KIDS OCEAN SCHOOL」に参加している子どもたちです。
同プログラムは、アウトリガーカヌーやHOBIE(ホビー)、ヨットなどの海遊びの体験を通じて、海や水辺に親しみながら、道具の大切さや自然のリスクも含めて学ぶものです。海遊びが大好きな子どもたちが多数いました。
そんな中、子どもたちにはきれいな海で遊び続けてほしいという思いから、KIDS OCEAN SCHOOLを推進するHELLY HANSENのご担当者にお声がけいただき、海洋環境問題を子どもたちと一緒に考える機会を設けていただくこととなりました。
海ごみ問題の深刻さや廃棄漁網が海ごみの原因になっていること、一方それらを回収・リサイクルすればとても素敵な商品「Product for the BLUE(PfB)」に生まれ変わることなどを、子どもたちにもわかりやすい2択のクイズを用いて説明しました。
また、廃棄漁網やそれらをリサイクルした樹脂、商品の実物も展示しました。
子どもたちはクイズに大はしゃぎで、実際の廃棄漁網や再生樹脂のペレット、完成されたランドセルやペンケースなどの商品を手に取っていました。
「ずっときれいな海で遊びたいから、汚い海にはしたくない」や、「漁網から作られたビーズ(ペレット)がバッグやランドセルになるなんて信じられない。魔法⁉」といったはつらつとした声をいただき、AFBスタッフ一同、心が温かくなりました。
12月上旬はエコプロ2024への出展や、NIKKEIブルーオーシャン大賞の大賞受賞などで連日イベント続きだったため、葉山のきれいな海と、子どもたちの笑顔に癒される素敵な一日となりました。
教育・啓発活動に尽力し、次世代に誇れる海を残す
AFBでは、今回のような子ども向け教育や、教材の作成、展開を多くの協働企業のみなさまと実施していきたいと考えています。
多くの方々に我々の活動を知っていただき、ご理解、共感いただくことで、「次世代の子どもたちに美しく恵み豊かな海」を残せるよう、今後もさまざまな活動を強化していきます。