BACK GROUNDAlliance for the Blueの背景
次世代の子供たちに、
美しく恵み豊かな海を継承する
私たちの団体は、「次世代の子供たちに、美しく恵み豊かな海を継承する」
という強い想いから誕生しました。
日本は、四方を海に囲まれ、北の流氷から南のサンゴ礁まで、
世界でも類を見ないほど多様で豊かな海洋環境を持っています。
しかし、近年の環境問題により、この美しい海は大きな危機に瀕しています。
私たちは、この危機を次世代に残さないため、
そして子どもたちに誇れる豊かな海を守るため、行動を開始しました。
解決すべき課題PROBLEM
なぜ今、海が危機に瀕しているのか?
美しい海を守るために、
立ち向かうべき2つの課題
1. 海洋プラスチックごみ問題
現在、海洋プラスチックごみの問題は深刻化しています。
海ごみには大きく分けて、私たちの生活から流出する「陸ごみ」と、
水産業などの海事産業から流出する「海ごみ」があります。
中でも、「海ごみ」である使用済みの漁網や漁具が全体の60%を占めており、
一旦海に流出したプラスチックは分解に600〜800年かかると言われています。
この問題を解決するためには、流出前に回収し、適切にリサイクルすることが重要です。
2. 海の砂漠化問題
日本の沿岸部では、かつて豊かだった「藻場(もば)」が失われ、
多くの魚介類が生息できない砂漠のような海が広がっています。
藻場は、海の生き物に産卵場所や住処を提供し、
水中の有機物を分解し酸素を供給するなど、海の生態系を支える重要な役割を持っています。


しかし、地球温暖化や海流の変化による水温上昇、海草や海藻の成長鈍化、藻食動物(魚やウニなど)の食害などが
複合的に影響し、藻場の減少・消失「磯焼け」現象が進行しています。
この結果、魚やアワビ、サザエ、エビ、カニなども姿を消し、日本の漁獲高の減少にもつながっています。
私たちの使命MISSION
子どもたちに誇れる海を残す
ゴミを資源に、砂漠を海の森に
1. 海洋プラスチックごみ問題への
取り組み
使用済みの漁網をバッグなどの商品にリサイクルし、廃棄を防ぎ、資源として有効活用することで、
持続可能な社会を目指しています。




2. 海の砂漠化問題への取り組み
奄美大島の瀬戸内町で、藻場の再生プロジェクトを支援し、進めています。
藻場の成長を促進し、食害を防ぐことで、かつての豊かな海を取り戻す挑戦を続けています。


海洋課題解決の
プラットホーム
これらの課題解決には多様なステークホルダーの
認知・理解と行動が欠かせません。
Alliance for the Blueは、ステークホルダーのHUBとなり、協働し、海洋環境課題の解決に
貢献するプラットフォームです。
ぜひ、さまざまな活動に参加いただき、美しい海を次世代に引き継ぐための一歩を一緒にしませんか?