海ごみを「資源」へと変えるアライアンスの成果を紹介。国内最大級のサステナビリティ展示会エコプロ2025に出展
Alliance for the Blue(以下、AFB)は、2025年12月10日(水)から12日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催された国内最大級のサステナビリティ展示会「エコプロ2025」に出展いたしました。
このイベントへの参加は、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

昨年に続き2度目の参加となる今回は、多様な業種の企業担当者様や学生の皆様など、3日間で約300名の方々にブースへお越しいただきました。展示ブースでは、廃漁網を利用した学生服や、使用済み漁業用フロートをリサイクルした人工皮革など最新のプロダクトをはじめ、海洋環境保全や教育への取組などAlliance for the Blueの活動全体を紹介しました。いくつもの廃漁網由来のプロダクトが実際に販売されていることや、そのバリエーションの広がりに驚きの声をいただくなど、海の廃棄物を使ったビジネスに対する具体的な関心の高まりを感じた貴重な機会となりました。
進化するPRODUCT for the BLUE
今回の出展にあたっては、アライアンスの進化を象徴する2つの最新プロダクトを初披露しました。
1.漁網から生まれた「学生服」
一つ目の最新プロダクトは、菅公学生服株式会社と共同開発した学生服です。昨年のエコプロでの出会いをきっかけにプロジェクトが始動し、わずか1年で生地開発、商品化まで漕ぎ着けました。 漁網由来のプラスチックをケミカルリサイクルしたナイロンを、ウールやポリエステルと混合(10〜25%)することで、高い品質を維持したまま、海の資源を守るユニフォームを実現しました。
2. 漁業用フロートをリサイクルした「人工皮革(オーシャンVレザー)」
二つ目は、海岸漂着ごみの大きな要因となっている「漁業用フロート」を再利用した人工皮革と、そのバッグです。 頑丈につくられており、容積が大きく運送コストが高いフロートは、リサイクルが難しく、これまで放置や流出が懸念されてきました。Alliance for the Blueは、廃棄漁網に加え、海ごみの多くを占める漁業フロートのリサイクルにも取り組んでまいりました。今回、ニチモウ株式会社がEVA製の漁業用フロートを回収し、大同化成株式会社がマテリアルリサイクルによる人工皮革の開発に成功、株式会社FUMIKODAが商品化を行うことで今回のお披露目に至りました。


幅広くAlliance for the Blueの活動を紹介:
ブースでは、これまで商品化に至った数々のプロダクトを展示するとともに、売上の一部が還元される「藻場再生プロジェクト」や、寄付を通じて海洋環境の保全活動を支援する「SUPPORT for the BLUE」を支えているtlass SEA CELLARの海底熟成ワイン事業、「EDUCATION for the BLUE」として、制作した海ごみ問題を楽しく学べるデジタル絵本などを展示。自然と足を止める来場者も多く、教育啓発から具体的なものづくりまで幅広い取り組みを紹介する好機となりました。


これまでに制作した数々の商品も展示。既に販売されていることを多くの方に紹介しました。


会場では、自社事業での素材活用や、短期間での商品化プロセスに関する具体的な相談が相次ぎ、社会課題解決に対する意欲の高まりを強く実感しました。本取組の核心は、これらの活動を単なる啓発に留めず、ビジネスの世界に深く浸透させることで、実効性のある循環型社会を実現することにあります。
今後は、リサイクル原材料の拡充やプロダクトの機能性向上により、さらなる付加価値を追求していきます。Alliance for the Blueは、今後も技術の活用や市場の拡大に向けて、志を共にする企業の皆様との協働を加速させ、この難問に挑戦し続けてまいります。