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「資源リサイクルセミナー2024」にて鈴木商会様との活動事例を紹介

2024.11.07

2024年11月7日 、例年になく早い大雪に見舞われた札幌の地にて、「資源リサイクルセミナー2024」が開催されました 。会場となったアクセスサッポロには厳しい寒さの中にもかかわらず多くの方が来場され 、北海道内最大のビジネスイベント「ビジネスEXPO」の一環として、未利用循環資源の有効活用に向けた熱心な議論が交わされました 。当日は、事前の参加登録をいただいた約50名の皆様を前に、「廃棄漁網を活用した商品・仕組みづくりのご紹介」をテーマにお話しいたしました 。

日本の海が直面する課題

日本は世界6位の長さの海岸線を持つ海洋国家ですが、近年は海洋プラスチックごみによる生態系破壊や、藻場が衰退する「磯焼け」といった深刻な問題を抱えています 。環境省の調査では、漂着ごみのうち漁網が4割、ブイなどを合わせると6割近くに達しているのが現状です 。講演では、これらの課題を解決し「100年後の子供たちに恵み豊かな海を」引き継ぐために、2020年に日本財団との連携により当法人が設立された背景を共有いたしました 。

廃棄漁網を価値ある商品へ変える「連携」の力

我々が推進する「Product for the Blue」は、バリューチェーンを跨るさまざまな企業との協働で、廃棄漁網を回収・再資源化し、消費者が満足する品質と価格を備えた商品を生み出すプロジェクトです 。北海道における具体的な事例として、株式会社鈴木商会様の苫小牧工場にて漁網を圧縮・ペレット化するプロセスや、当社がハブとなり業種を超えた企業を繋ぐバリューチェーンの構築について紹介いたしました 。実際に「豊岡鞄」のランドセルやコクヨのペンケース、FUMIKODAのビジネスバッグなど、ストーリー性とデザイン性を兼ね備えた製品が誕生し、高い評価を得ている実績を報告いたしました 。

藻場の再生と持続可能な未来への展望

商品の売り上げの一部は、寄付金として海洋生態系の保全に不可欠な「藻場再生プロジェクト」に充てられています 。現在は奄美大島の瀬戸内町にて、漁業者やダイバーと協働しながら、食害から藻を守り育成するモデルの構築に取り組んでいます 。今後は、経済合理性を備えたリサイクルモデルをさらに進化させるとともに、現在は困難とされるポリエステル漁網の再生技術開発などにも挑戦し、循環型社会の実現を目指していく決意を述べました 。

会場を埋める50名の参加者の皆様からは、当法人の活動に対する深い共感のお声をいただいたほか、プロジェクトへの参画に関する具体的なご質問が寄せられるなど、大変熱心な反響がありました。 Alliance for the Blueは、これからも皆様と協力して豊かな海を守る活動を広げてまいります。足元の悪い雪の中ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。

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